Git便利帳

○ 安全（読み取り専用）
△ 注意（変更あり・復旧可能）
× 危険（破壊的操作）
54件
危険度 カテゴリ コマンド 説明 用途 コピー
△ 基本 git init カレントディレクトリにGitリポジトリを新規作成。.gitフォルダが生成され、バージョン管理が開始される。 開始
△ 基本 git clone <url> リモートリポジトリをローカルに複製。履歴も含めて完全にコピーされる。 開始
○ 基本 git status 作業ディレクトリの状態を確認。変更されたファイル、ステージング済みファイル、未追跡ファイルを一覧表示。 確認
△ 基本 git add . カレントディレクトリ以下の全ての変更ファイルをステージングエリアに追加。コミット準備が完了する。 保存
△ 基本 git add <file> 指定したファイルのみをステージングエリアに追加。部分的なコミットをしたい場合に使用。 保存
△ 基本 git commit -m "" ステージング済みの変更を履歴に記録。-mオプションでコミットメッセージを直接指定。 保存
△ 基本 git push origin main ローカルのコミットをリモートリポジトリに送信。チームメンバーと変更を共有する。 同期
△ 基本 git pull origin main リモートの変更をローカルに取得してマージ。fetch + merge を一度に実行。 同期
○ 基本 git fetch リモートの最新情報を取得するが、ローカルにはマージしない。状況確認に安全。 同期
○ ブランチ git branch ローカルブランチの一覧を表示。現在のブランチには*が付く。 確認
○ ブランチ git branch -a ローカルとリモートの全ブランチを表示。リモートブランチは remotes/origin/xxx の形式。 確認
△ ブランチ git branch <n> 指定した名前で新しいブランチを作成。作成のみで切り替えは行わない。 作成
△ ブランチ git checkout <branch> 指定したブランチに切り替え。作業ディレクトリの内容がそのブランチの状態になる。 切替
△ ブランチ git checkout -b <n> 新しいブランチを作成して、そのブランチに切り替え。branch + checkout を一度に実行。 作成
△ ブランチ git switch <branch> ブランチを切り替える新しいコマンド。checkoutより意図が明確で推奨。 切替
△ ブランチ git switch -c <n> 新しいブランチを作成して切り替え。-c は create の略。 作成
△ ブランチ git merge <branch> 指定したブランチの変更を現在のブランチに統合。コンフリクトが発生する場合あり。 統合
△ ブランチ git rebase <branch> 現在のブランチの変更を指定ブランチの先頭に移動。履歴が直線的になるが、注意が必要。 統合
△ ブランチ git branch -d <n> マージ済みのブランチを削除。未マージの場合はエラーになり安全。 削除
× ブランチ git branch -D <n> ブランチを強制削除。未マージでも削除される。注意して使用。 削除
△ ブランチ git push origin <branch> 指定したブランチをリモートにプッシュ。初回は -u オプションで追跡設定推奨。 同期
× ブランチ git push origin --delete <branch> リモートリポジトリ上のブランチを削除。ローカルブランチは残る。 削除
○ 履歴 git log コミット履歴を新しい順に表示。コミットID、作者、日時、メッセージが確認できる。 確認
○ 履歴 git log --oneline コミット履歴を1行ずつ簡潔に表示。コミットIDの先頭7文字とメッセージのみ。 確認
○ 履歴 git log --graph ブランチの分岐・マージを視覚的にグラフ表示。複雑な履歴の把握に便利。 確認
○ 履歴 git log -n <num> 指定した件数のコミットのみ表示。最新5件だけ見たい場合などに使用。 確認
○ 履歴 git log -p 各コミットの変更内容（diff）も一緒に表示。どの行が変更されたか確認できる。 確認
○ 履歴 git diff 作業ディレクトリとステージングエリアの差分を表示。未ステージの変更を確認。 確認
○ 履歴 git diff --staged ステージング済みの変更と最新コミットの差分を表示。次のコミット内容を確認。 確認
○ 履歴 git diff <file> 指定したファイルの差分のみを表示。特定ファイルの変更を確認したい場合。 確認
○ 履歴 git diff <commit1> <commit2> 2つのコミット間の差分を表示。どのコミットで何が変わったかを比較。 確認
○ 履歴 git show <commit> 指定したコミットの詳細情報と変更内容を表示。コミットの中身を確認。 確認
○ 履歴 git blame <file> ファイルの各行が誰によっていつ変更されたかを表示。バグの原因調査に便利。 確認
△ トラブル git reset HEAD <file> ステージングエリアから指定ファイルを取り消し。add を間違えた場合のやり直し。 取消
△ トラブル git reset HEAD~1 直前のコミットを取り消し、変更はワーキングディレクトリに残す。コミットのやり直しに。 取消
× トラブル git reset --hard HEAD~1 直前のコミットと変更を完全に削除。元に戻せないので要注意。 取消
× トラブル git reset --hard origin/main ローカルをリモートの状態に強制的に合わせる。ローカルの変更は全て失われる。 復旧
△ トラブル git revert <commit> 指定コミットの変更を打ち消す新しいコミットを作成。履歴を残したまま取り消し。 取消
△ トラブル git stash 作業中の変更を一時的に退避。ブランチ切り替え前にコミットしたくない場合に便利。 退避
○ トラブル git stash list 退避した変更の一覧を表示。stash@{0}, stash@{1}... の形式で表示。 確認
△ トラブル git stash pop 最新の退避を復元し、スタッシュから削除。作業を再開する際に使用。 復旧
△ トラブル git stash drop 最新の退避を削除。不要になったスタッシュを整理する際に使用。 削除
× トラブル git checkout -- <file> 作業ディレクトリの変更を破棄し、最新コミットの状態に戻す。変更は失われる。 復旧
△ トラブル git restore <file> ファイルを最新コミットの状態に戻す新しいコマンド。checkout より意図が明確。 復旧
× トラブル git clean -fd 未追跡のファイルとディレクトリを削除。-f は強制、-d はディレクトリも対象。 削除
○ トラブル git reflog HEADの移動履歴を表示。reset で消したコミットの復旧などに使用。 復旧
△ トラブル git cherry-pick <commit> 指定したコミットの変更のみを現在のブランチに適用。特定の変更だけ取り込みたい場合。 復旧
△ 設定 git config --global user.name "" コミット時に記録されるユーザー名を設定。--global で全リポジトリ共通。 開始
△ 設定 git config --global user.email "" コミット時に記録されるメールアドレスを設定。GitHubアカウントと同じが推奨。 開始
○ 設定 git config --list 現在の設定値を一覧表示。user.name, user.email, remote.origin.url などを確認。 確認
△ 設定 git remote add origin <url> リモートリポジトリを「origin」という名前で登録。git init 後に実行。 開始
○ 設定 git remote -v 登録されているリモートリポジトリのURLを表示。fetch用とpush用が表示される。 確認
△ 設定 git remote set-url origin <url> リモートリポジトリのURLを変更。リポジトリ移行時などに使用。 変更
△ 設定 git remote remove origin リモートリポジトリの登録を解除。別のリモートに切り替える際に使用。 削除